■軟体動物門>腹足綱>中腹足目>リンゴガイ科

スクミリンゴガイの卵塊 大阪 2009年9月上旬
よく行く都市公園の小さな池の葦の茎に、見覚えのあるどぎついショッキング・ピンク色の卵塊がついているのを見つけた。ああ、アップルスネール(スクミリンゴガイ)はここでも繁殖し始めたのか。
8年ほど前、肺魚の餌として飼っていたゴールデンアップルスネールも、同じドピンクの卵を水槽壁面に産んでいた。卵塊は産んでしばらくすると硬化する。硬化してからはヘラでもないと取れない上、潰れた中身はにちゃっとしている。
スクミリンゴガイは濃茶色をした大型の巻貝ですが、熱帯魚屋さんで売られている黄色いゴールデンアップルスネールにも、スクミリンゴガイの色彩変異を固定したものがあるそうです(当然、ドピンクの卵塊を産みます)。また、やや貝が角ばっていて、灰色の卵塊を産む近縁種の場合もあるらしいです。(興味のある方はスクミリンゴガイで検索して調べてね)

こういう葦だけじゃなく壁面にもいっぱいついていた
なんでこんなにあちこちで繁殖しているのかと思ったら、どうやら農業のための除草用として各地で導入されたからのようです。なるほどね。
【余談:ゴールデンアップルスネール】

ゴールデンアップルスネール 飼育個体 2001年7月
スクミリンゴガイの成貝の画像がないので、かわりに8年前に飼っていた肺魚の餌、ゴールデンアップルスネールを紹介しておきます。頭の中で貝の色を黒くして想像していただくと、ほぼスクミリンゴガイになります(笑
このゴールデンもドピンクの卵を産んでいましたので、スクミの色彩変異固定種ではないかと思われますが、はっきりしたことはわかりません。

活発に活動中のゴールデンアップルスネール
貝のサイズは栗(くり)ぐらいあります。甘栗じゃなくて立派な丹波栗ぐらいです。
そういえば何年も前の話ですが、TV番組「探偵ナイトスクープ」で、このスクミリンゴガイ(アップルスネール)の卵塊を食べたいという依頼がありました。田んぼで集めたドピンクの卵塊を持っていって、確かまたしてもプロに調理してもらっていましたが、案の定これは食べられたものではありませんでした。そもそも苦いものですが、その上生臭くて泥臭いのですから予想通りの結末ということですね(笑 コケムシの時はまだ救いのあるメニューがあったようですが、この卵塊だけはどんな調理方法でも無理のようです。

ガラス面のコケを食べているところ
なお、ゴールデンアップルスネールは 水槽内のコケだけでなく普通に水草も好物ですので、水槽の掃除用としての導入は全くお薦めできません。そのうえ卵塊は知らないうちに産まれてしまい、固着した卵塊を取り除いたあとも壁面が石灰質で汚れるので見苦しくなります。さらに肺魚はこの貝を餌として好んではくれません。結局うちでは貝の寿命がつきて彼らが絶滅するまで飼っていただけです。

スクミリンゴガイの卵塊 大阪 2009年9月上旬
よく行く都市公園の小さな池の葦の茎に、見覚えのあるどぎついショッキング・ピンク色の卵塊がついているのを見つけた。ああ、アップルスネール(スクミリンゴガイ)はここでも繁殖し始めたのか。
8年ほど前、肺魚の餌として飼っていたゴールデンアップルスネールも、同じドピンクの卵を水槽壁面に産んでいた。卵塊は産んでしばらくすると硬化する。硬化してからはヘラでもないと取れない上、潰れた中身はにちゃっとしている。
スクミリンゴガイは濃茶色をした大型の巻貝ですが、熱帯魚屋さんで売られている黄色いゴールデンアップルスネールにも、スクミリンゴガイの色彩変異を固定したものがあるそうです(当然、ドピンクの卵塊を産みます)。また、やや貝が角ばっていて、灰色の卵塊を産む近縁種の場合もあるらしいです。(興味のある方はスクミリンゴガイで検索して調べてね)

こういう葦だけじゃなく壁面にもいっぱいついていた
なんでこんなにあちこちで繁殖しているのかと思ったら、どうやら農業のための除草用として各地で導入されたからのようです。なるほどね。
【余談:ゴールデンアップルスネール】

ゴールデンアップルスネール 飼育個体 2001年7月
スクミリンゴガイの成貝の画像がないので、かわりに8年前に飼っていた肺魚の餌、ゴールデンアップルスネールを紹介しておきます。頭の中で貝の色を黒くして想像していただくと、ほぼスクミリンゴガイになります(笑
このゴールデンもドピンクの卵を産んでいましたので、スクミの色彩変異固定種ではないかと思われますが、はっきりしたことはわかりません。

活発に活動中のゴールデンアップルスネール
貝のサイズは栗(くり)ぐらいあります。甘栗じゃなくて立派な丹波栗ぐらいです。
そういえば何年も前の話ですが、TV番組「探偵ナイトスクープ」で、このスクミリンゴガイ(アップルスネール)の卵塊を食べたいという依頼がありました。田んぼで集めたドピンクの卵塊を持っていって、確かまたしてもプロに調理してもらっていましたが、案の定これは食べられたものではありませんでした。そもそも苦いものですが、その上生臭くて泥臭いのですから予想通りの結末ということですね(笑 コケムシの時はまだ救いのあるメニューがあったようですが、この卵塊だけはどんな調理方法でも無理のようです。

ガラス面のコケを食べているところ
なお、ゴールデンアップルスネールは 水槽内のコケだけでなく普通に水草も好物ですので、水槽の掃除用としての導入は全くお薦めできません。そのうえ卵塊は知らないうちに産まれてしまい、固着した卵塊を取り除いたあとも壁面が石灰質で汚れるので見苦しくなります。さらに肺魚はこの貝を餌として好んではくれません。結局うちでは貝の寿命がつきて彼らが絶滅するまで飼っていただけです。
貴サイトのカマキリ折り紙を拝見しましたよ。8匹目は動きが凄いですね。私は一番格好いいと思いました。