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ウスバカゲロウ■幼虫(アリジゴク)
■ウスバカゲロウ科
ウスバカゲロウの巣
ウスバカゲロウの幼虫の巣 アリジゴク 兵庫 2005年6月

ウスバカゲロウのアリジゴクはやや湿った環境(といってもそれなりに乾いてはいる)で多く見られるそうで、ウスバカゲロウの成虫は浅い砂中に産卵し、孵化した幼虫はすり鉢型の巣穴を形成し、子供らに発見され、気の毒に掘り出されるわけですね。
アリジゴク本体
アリジゴクの中の幼虫本体。手は子供の手 2005年6月

みんな大好き、アリジゴク。子供に見つかると一巻の終り。はい残念、案の定、しっかり掘り出された。

2005年6月撮影 アリジゴクのアップ。不鮮明ですいません


<なぜこれを他の種じゃなくて「ウスバカゲロウの幼虫」としたか?
/および、日本産ウスバカゲロウ科について>

日本のウスバカゲロウ科17種の幼虫は全てアリジゴクと呼ばれるそうですが、そのうち「すり鉢型の巣穴」を作る事が知られているのは次の5種だそうです。
(ウスバカゲロウ、コウスバカゲロウ、
クロコウスバカゲロウ、ハマベウスバカゲロウ、ミナミハマベウスバカゲロウ)

その「巣穴をつくるアリジゴク」のうち、クロコウスバは海岸砂丘や川原など日当たりがよく開けた地に見られ、ハマベウスバとミナミハマベウスバは海岸性が強く、コウスバも海岸性はないものの日当たりがよく乾燥した地を好むそうです。

残るウスバはやや湿ったような、樹木の根元や神社の境内の下など日陰になりがちな場所に多く見られるため、今回のアリジゴクの発見地は森林地帯であったことから、ウスバカゲロウの幼虫であろうという結論に達しました が コウスバでは絶対無い!と言い切るほどのものでもありません
頭部の模様がもうちょっとはっきり写っていれば、それほど悩まずに判定できたのに~

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この記事を書くのに、次の論文を参考にしました

日本産巣穴形成型アリジゴクの種名 松良俊明 
Kontyu,Tokyo,55(3):543-548.september 25,1987

絶食条件下におけるウスバカゲロウ幼虫の生態学的研究 小畑明子
宮城教育大学環境教育研究紀要 第10巻(2007)




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2006,06,12 | comments (0)
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